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事務局ブログ

私の生活観  青木篤② 

2018-08-08
私の生活観  青木篤②

三養基高校創立40周年記念誌の中に、先月事務局ブログで紹介した青木篤氏の寄稿文があります。
一部を抜粋しご紹介させていただきます
 

 
私の生活観 (旧中2回)青木篤
 
1.人生について
人生は「調和」であるべきだと思っている。さらに福沢諭吉先生の言葉に「浮世は軽く考え、重く生きるもの。」に同感、人力の及ばぬ運命に対しては快くあきらめることにしている。

 
2.健康について
人間の幸、不幸は健康状態に左右されること絶大であるが、反面健康が損なわれない前にその意義を十分認めることは、甚だ困難のようである。

 
3.職業について
経済生活の安定を得るためばかりでなく、職業を通じての活動が社会人類に貢献しているという確信を持つ程度に有能でありたい。

 
4.趣味について
趣味のない人生は風景のない旅行のようなものだ。私は趣味を持ったことで、そのものを十分楽しめるほか、退屈という時間は一切存在しなくなった。

 
5.家庭について
子は三界の首かせであり、系異は少なからざる負担であるが、他面家族と共にあって、苦楽することでこそ生物学的にも自然の姿である。私は尊敬すべき実業家にして家庭に関心の薄い人々を知っているが、自分としては、その人々の栄誉よりも、平凡な生活と茅屋の団欒をむしろ願うものである。

 
6.年齢について
「二十にして美しく、三十にして強く、四十にして賢く、五十にして富まなければその人の生涯を通じて、そのいずれも得なかったのだ」という格言がある。また、「三里行けば三里の景、五里行けば五里の景」と。この二つの言葉から、いかなる年代にもその年齢相応のなすべき仕事、楽しむべき境地があり、人生行路に味わい極まりないことを暗示してくれる。
私は自分に与えられたコースの各部を無駄なく勤め、且つ、楽しむことのできるよう、順応していきたいと思っている。

「 創立40周年記念号 養基 」より

 
青木氏のように先を見据え、今できることをしっかりやって人生楽しみたいものですね。
私にとって、青木氏は尊敬する大先輩のおひとりです
 
王冠先月の事務局ブログはこちら→東京日本橋にある「みやき」
 
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