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三養基高校誕生の話✨
2018-10-03
三養基高校誕生の話
2020年。東京オリンピック開催の年に本校は100周年を迎えます。
素晴らしい校風と伝統を磨き上げてきた三養基高等学校の誕生について少し調べてみました。
大正時代、佐賀県東部に中等教育機関はまったくなく、神埼地区からは旧制佐賀中学へ、鳥栖・三養基地区からは久留米の旧制明善中へ行かなければなりませんでした。
このため地元民の間から中学設置の声が高まり、大正8年に佐賀県で5番目の中学校、旧制佐賀中学三養基分校として開校しました。旧制佐賀中学(現・佐賀西高等学校)は、江戸時代中期佐賀藩が設立した藩校「弘道館」の教育理念を受け継いでいる学校です。旧制佐賀中学三養基分校は翌年には独立し、旧制三養基中学校となりましたが、現在の校訓である「質実剛健」も弘道館の教育理念を引き継いでいます。その後、昭和23年に学制改革が行われ、三養基高等学校と改称、男女共学となり現在に至ります。
佐賀市では今年3月から、肥前さが幕末維新博が開催されています。会場のひとつに、「リアル弘道館」があり、近代日本の礎を築いた偉人たちを輩出した藩校として紹介してあります。
私も子供を連れて行きましたが、当時の教育を知ることが出来き、深く感銘を受けました。
三養基高校の校訓である「質実剛健」の足跡を探しながら、伝説の藩校弘道館を体感してはいかがでしょうか。
※幕末維新博覧は平成31年1月迄で閉幕いたしました。