ご挨拶
ご挨拶
養基同窓会 会長 大隈 学 (高21回卒)
養基同窓会会員の皆様におかれましては、ご多忙中、毎日新型コロナ感染予防などにご苦労のことと思います。一日でも早くワクチンなどの感染予防策が講じられて、全世界が以前の穏やかな日常に戻り、先ずは国内でのオリンピックが無事に開催されることを願うばかりです。
一方、本年の養基同窓会の総会開催は、新型コロナ感染拡大を受けて中止となり、当会役員の任期満了に伴う改選が、令和2年9月開催の常任理事会で代行されました。その際、不詳ながらも私儀、当会会長に推薦いただき、常任理事の皆様にご承認を賜りました。
また先般の創立100周年記念事業開催に際し、当会会員の皆様には、多額の寄附金など大変お世話になりました。お陰さまで、年間約280日活用している養基会館の改修工事が完了し、コロナ渦でも経済環境も厳しい中ではありましたが、概ね各事業も当初計画を達成できました。これからも養基会館は校訓「質実剛健」の実践的教育の場としても、在校生諸君の文武両道の研鑽に大きく寄与できると共に、地域の災害時の避難所としても活用いただけると思います。記念事業実行委員として、心からお礼を申し上げます。
これからの社会は、地球環境と経済活動の調和を目指す「持続可能な開発目標:17項目」が尊重されるなど歴史の延長には無く多様性で不確実な時代が想像されます。この様な中ではありますが、役員一同は、会員皆様のご指導、ご協力を得てホームページやSNSを最大活用し、同窓会の目的である「会員相互の親睦と融和」及び「母校発展の助成」がより充実出来るよう、日々努力、工夫をして参ります。会員皆様には、会員名簿を活用し、5年・10年毎に卒業年度の同窓会を開催し、賑やかに旧交を温められて、人生の原点である高校生に戻り、更なる将来への飛躍とされることをお願い申し上げます。(同窓会の開催要項を当会のホームページに掲載中)
さて、我が母校の沿革は、明治維新後に「弘道館」の流れを引き継いだ佐賀中学校(現佐賀西高等学校)の三養基分校として開校された事にあります。よって更に遡れば、ルーツは、江戸時代中期に佐賀藩に開校された幕末・維新の賢人、大木喬任・江藤新平・大隈重信などを輩出した「弘道館」にあると考えられます。このことからも会員の皆様には、誇りを持って母校で育んだ「知・徳・体」を遺憾なく発揮し各地・各業界で多いにご活躍され、社会に貢献されているものと拝察いたします。特に新卒の方は、「木」として学んだことを「森」である社会の中で実践し、各目標を着実に達成してください。同窓会会員の皆様には、今回の創立100周年記念事業で発揮された「同窓会の絆」が、更に強固になり、当会が一層充実し発展するように諸活動に積極的に、ご参加いただき、またご意見も下さいますようお願い申し上げます。
最後に、皆様方の今後益々のご多幸を祈念申し上げご挨拶と致します。