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事務局ブログ

難を逃れたユリノキのこと

2018-03-29
 ユリノキ(百合の木)。モクレン科ユリノキ属の落葉高木。チューリップのような花を付けることからチューリップツリー、葉の形からハンテンボクとも呼ばれています。
 
旧制三養基中学の初代校長前波仲尾氏は独創的教育改革者と語り継がれています。
大正9年、その前波校長が、「天才」の花言葉を持つプラタナスの木を校門の苗木として植えられました。
それから数十年がたち、この木がプラタナスではなくユリノキということが判明したそうです。当時の先生方が、初代校長に直接教えを受けた大先輩方に報告したそうですが、「わたしたちはプラタナスだと思ってきたから、プラタナスとしか思わない。ユリノキだろうと何だろうと構わない」と熱い思いを述べられたそうです。
 
実はこのユリノキ、数年前、普通教室建て替え工事に伴い切り落とされる運命でした。当時の福地昌平校長が旧制中学の記念樹だから「絶対残す」と主張されたことで難を逃れ、今でも新校舎のすぐそばに立っています。
ベンチで購買部のパンを幸せそうに食べる生徒たちを温かく見下ろしているようです。 
 
もうすぐ三養基高等学校も100周年を迎えます。長い歴史を見守ってきたユリノキ。今年も5月になると可愛らしい緑黄色の花が咲き、新入生を温かく迎え入れてくれることでしょう。
 
ちなみに、ユリノキの花言葉は「田舎の幸福」です
 
 
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三養基高等学校は2020年に  百周年を迎えました。
 
 
 
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